出産に向けての準備は本当に色々することがあり大変ですが、赤ちゃん用布製品の水通しも忘れてはいけません。
病院や保健所などの両親学級などで『水通し』をするよう言われることがありますが、その前にしてほしいことがあります。
それは洗濯槽のお掃除です!
普段使っている時はなかなか気づきませんが、洗濯槽にはカビが潜んでいる事が多いです。
特に、
- 洗濯機のゴミ受けから異臭がする、
- 洗濯物の部屋干し臭がきつい
- 黒っぽいゴミが洗濯物に付着する
という方は要注意!
洗濯槽にカビや菌がすみついている可能性が高いです。
赤ちゃんの為にも水通し前に一度洗濯槽を漂白しましょう。
赤ちゃんにも安全な洗濯槽の漂白の方法や注意点をまとめたので、参考にしていただければ幸いです。
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洗濯槽の漂白剤の種類
まずは洗濯槽の漂白剤についてご説明したいと思います。
洗濯槽用漂白剤は大きく分けると、重曹と塩素系漂白剤と酸素系漂白剤があります。
タイプ別にご紹介していきます。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤の主成分は、過炭酸ナトリウム。
メリット・・・強い発砲力で、カビをはがし取り除去します。
デメリット・・・カビを溶かさず剥がすので、目に見える状態で残る。
塩素系は分解するのでカビが目に見えづらいですが、酸素系は泡ではがすのでカビがたくさん目に見えるのが特徴です。
目に見えるだけあり、残ってしまうとかなり気持ち悪いので、網などで念入りに汚れをすくう必要があります。
重曹
重曹は弱アルカリ性なので、酸性の汚れを落とすのに適しています。
メリット・・・消臭効果もあり、安心して使える。
デメリット・・・洗浄力が弱め
重曹を使う場合は、赤ちゃんが生まれた後も1~2か月に一回程度、定期的にお手入れすると良いでしょう。
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウムが主成分。
メリット・・・強い殺菌効果があるため、目に見えないカビまで分解し除去します。
デメリット・・・塩素の独特の臭い(学校のプールみたいな匂い)がある。
塩素系漂白剤を使用する場合、掃除後は臭いがとれるまで何度かすすいだ方が赤ちゃんの為にも安心です。
洗濯槽漂白剤タイプ別のおすすめ
洗濯槽の漂白剤のタイプに関しては先ほどご説明しましたが、実際に赤ちゃんにも安心して使えるおすすめをご紹介したいと思います。
おすすめ酸素系漂白剤
まずは、ニオイ残りが少ないけどしっかりカビを取る事ができる、酸素系漂白剤のおすすめ商品を紹介します。
アリエールサイエンスプラス洗濯槽クリーナー
活性酸素パワーでカビ胞子除去率99.99%とうたっている通り、モコモコ泡立ち強力にカビを剥がします。
シャボン玉洗濯槽クリーナー
シャボン玉洗濯槽クリーナーの特徴は、漂白成分にプラスして重曹も配合されている事!
かなり強力でごっそりカビがとれると人気の漂白剤です。
オキシクリーン
コストコ好きなら誰もが知っているオキシクリーン。
『オキシ漬け』といって、これに漬けるとどんな汚れも落ちると大人気の商品です。
赤ちゃんはオムツからうんこが漏れてしまう事がよくあります。
それが、黄色く染みついてなかなか落ちてくれませんが、『オキシ漬け』できれいに落ちるんです!
赤ちゃんにもおすすめの重曹
基本的に重曹はあまり洗濯槽に使うようには書かれていません。
成分的に使っていけないという訳ではありませんが、洗浄力が弱いので書かれていないようです。
塩素系や酸素系よりもっと優しい成分のものを使いたい、という場合にのみ使ってください。
おすすめ塩素系漂白剤
水通しするまでに、まだ少し期間がある方やとにかく簡単、手短にお掃除したい方、黒カビが洗濯物についているなどカビが深刻そうな方におすすめ。
とにかく強力で短時間(2~3時間)でもしっかり綺麗になります。
公式情報によると、標準コースで回すだけでもOKらしいです!
酸素系漂白剤での洗濯槽掃除手順
今回は赤ちゃんへの影響と洗浄力を考慮して、酸素系漂白剤でどの様に掃除するべきかご説明したいと思います。
それでは、実際に私が酸素系漂白剤でお掃除した時の画像を交えながら、掃除の仕方を解説していきます!
洗濯槽掃除で必要なもの
まず用意するものはこちらです。
- 酸素系漂白剤(粉末タイプ500g以上、液体タイプ500ml~1,000ml)
- ゴミすくいネット(浮いた汚れを取る用。100均のお風呂で使うネットなどでOK)
- 40~50度のお湯(お風呂の残り湯でも大丈夫)
洗濯槽掃除の方法手順
では早速、洗濯槽のお掃除の手順を確認してみましょう。
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STEP1洗濯槽にお湯を最高水位までいれます。
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STEP2途中で酸素系漂白剤を入れます。(泡立ちやすいため)
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STEP3洗濯機を5分回します。※この時脱水はしないでください
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STEP4網で浮き出てきた汚れをすくいます。
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STEP5泡が落ち着く一時間程置き、手順③、④を3回ほど繰り返します。
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STEP6一晩おき、もう一度最後に回して脱水まで行います。脱水する事で最後までしぶとく残っていたカビが剥がれます。
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STEP7洗濯槽に綺麗な水を入れて、洗いから脱水までの通常の洗濯コースを行います。
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STEP8洗濯槽についているほこり取りスペースにもカビが回収されていることがあるので、最後に必ず確認、捨ててください。
以上で、洗濯槽のお掃除は完璧です。
ちなみに洗濯機の機種によっては、洗濯槽掃除のメニューがあるので、そちらでもOKです。
洗濯機の取扱説明書を確認してみましょう。
ちなみに、我が家の東芝の洗濯機は『槽洗浄』というコースがあります。
最長12時間、自動で止めたり回したりを繰り返してくれます。
水通し前洗濯槽の掃除まとめ
洗濯槽の漂白には、重曹・塩素系漂白剤・酸素系漂白剤の3種類があります。
その中でもおすすめは酸素系漂白剤。
二日がかりになるので、事前にお洗濯は済ませておきましょう!
赤ちゃんの為にも、清潔な洗濯槽でベビー服の準備をしてあげたいですね。
少し労力がいりますが、頑張りましょう!
