日本の抱っこ紐メーカー、ナップナップ(napnap)をご存知ですか?
ナップナップは正直あまり有名ではありませんが、新生児から使えて、くるっと簡単に収納できる事でママの間で口コミで広まっている抱っこ紐です。
私も愛用者の1人です。

今回はそんな抱っこ紐メーカー、ナップナップの誕生ヒストリーを紹介したいと思います。
この話は、以前ナップナップ公式ホームページに掲載されていたのですが、無くなってしまいました。
良い話だと思ったので、シェアしたいと思います!
抱っこ紐選びに悩んでいる方、ナップナップの購入を検討している方、ナップナップの抱っこ紐を持っている方必見です。
ナップナップnapnap誕生ヒストリー
以前まで公式ホームページにnapnap誕生までのヒストリーが載っていたので、簡単に要約してみました。
実はナップナップが抱っこ紐の販売を始めたのは2009年。
もともと松茸の輸入などをしていた会社(2003年創業 株式会社大東通商)が突然抱っこ紐業界に参入。
じゃなくて、全然関係ないジャンルの会社だったんですね。


社長家族の経験がきっかけ
というのも、きっかけは社長の奥さんの出産。
生まれてきた娘は抱っこ大好きっ子。
いつも抱っこしている奥さんが腰痛に苦しんでいました。
そんな時、たまたまネットで、登山家だった高校の恩師の動画を見つけ、登山用のリュックを見て、
「これだ!!!」と思いついたそうです。
登山用リュックのように、肩や腰への負担を抑えた抱っこ紐はないかと思い、探し出して購入。
はじめは奥さんも『肩が楽!』と喜んで使っていたのに、外出の時にはなぜか使わなかったそうです。
奥さんが当時の抱っこ紐を使わなくなってしまった理由は3つ。
- 当時の抱っこ紐はお洒落では無く、服装に合わせにくい。
- ゴワゴワしてかさばる。
- 抱っこひも自体が重い。
それなら納得いく抱っこ紐を自分たちで作ろう!
ということで、ナップナップが誕生したそうです。


ナップナップの開発の裏側
ナップナップでは抱っこ紐を開発するにあたり、子育てのプロである保育士さんと保育園へ通う子供のママたちにアンケートを実施したそうです。
そこから以下の6つのキーワードを満たすのが、日本人に合った理想の抱っこ紐、という事がわかったそうです。
- 肩・腰への負担を軽くできる
- 通気性が良く赤ちゃんが快適
- 折りたたみ収納できて持ち運びが便利
- 日本人の体型に合っていて安全
- 一人でも簡単に装着できる
- シンプル~個性的まで様々なデザイン
これらを満たすように開発されたのがナップナップの抱っこ紐です。
先輩ママの声を反映し、丁寧に商品開発されている、という印象が強いです。
ナップナップはママの口コミで拡がった
松茸会社にとっては、抱っこ紐事業はメイン事業ではなかった事もあり、大きくメディア展開する事も無く、通販のみで販売していたようです。
細々と展開しながらもママ達の口コミで着実に販売数を伸ばし、ついにはベビー用品部門を分社化。
2016年、やっと株式会社napnapを設立したのです。
そして、2018年にはママリの口コミ大賞抱っこ紐部門で4位に入賞しました。
10年後にはエルゴベビーにも負けない、ベビー用品ブランドに成長しているかもしれません。