「赤ちゃんの沐浴後のお手入れは毎日した方が良い」
これはよくいわれていますし、私も同感です。
とはいえ、
・どうやって赤ちゃんのおへそのお手入れするの?
・赤ちゃんの爪が小さくて切るのが怖い
という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では赤ちゃんの口周り、耳、鼻、おへそ、爪、髪の毛のお手入れのポイントをご紹介したいと思います。
タップできる目次
赤ちゃんのおへそのお手入れ
産まれるまでママと赤ちゃんを繋いでいる『へその緒』。
へその緒は動脈2本と静脈1本で構成されていて、分娩時に赤ちゃんと一緒に出てきます。
そしてすぐに医師や助産師さんが専用のハサミで切り離します。
切断した後は、止血や感染の防止の為、クリップの様なもので1~2日留め、消毒や臍帯結紮(へその緒を縛る事)が施されます。
赤ちゃんが退院する頃までにはある程度乾燥し、へその緒がとれていることもあります。
しかし、まだへその緒がくっついたまま、退院を迎える赤ちゃんも多いそうです。
そんな赤ちゃんでも生後2~3週間で、沐浴や着替えの最中にポロっと取れます。
へその緒が乾燥しにくい子もいるようなので、毎日沐浴後などに消毒をしてあげることが大切です。
新生児のおへそのお手入れ方法
それではどの様に消毒をするのでしょうか?
へその緒がくっついている時と取れた後でお手入れが多少変わります。
へその緒がくっついている時のお手入れ方法
へその緒のお手入れは、皮膚がふやけて汚れが取れやすくなっている沐浴後に行います。
綿棒に消毒用アルコールをつけ、へその緒の付け根をやさしくなでるように消毒します。
へその緒はデリケートな部分なので、ごしごしこすってはいけません。
消毒後はガーゼやおむつですぐに覆わず、なるべく自然乾燥をさせましょう。
消毒の頻度は最低でも1日1回、多くても1日3回までにしましょう。
消毒のしすぎも炎症の元になるので、あまり神経質にならず根気よく続けましょう。
消毒液はマキロンの様な市販されている普通の消毒でOKです。
へその緒が取れた後のお手入れ方法
基本的には取れる前と同じです。
しかし、へその緒が取れてしばらくは、へその奥で隠れている部分に汚れがある場合があります。
沐浴後などに、ママの人差し指と中指で赤ちゃんのおへそをゆっくり広げます。
お水をつけた綿棒で軽く汚れを取ってから、消毒用アルコールを付けた綿棒で消毒をしましょう。
おへそのお手入れ動画
赤ちゃんの爪のお手入れ
爪のお手入れは1週間に一度、1mm程度爪が伸びたら切るようにします。
爪が伸びていると赤ちゃんが自分の顔や身体を引っ掻き、ケガをしてしまうので、伸びているかこまめに確認しましょう。
ハサミを使うので、赤ちゃんが動くと危険な作業です。
家族にしっかり押さえてもらうか、あるいは赤ちゃんが熟睡している時、授乳に集中している時に切りましょう。
ハサミは赤ちゃんの爪切り用の物を使用しましょう。
通常の大きなハサミや爪切りは危険ですので、使用しないでください。
ハサミが汚れている時や、久しぶりに使うハサミは、念のために使う前にアルコール消毒しておきましょう。
赤ちゃんの爪のお手入れ方法
まず、爪を切る指だけが出るように、赤ちゃんの手を持ちます。
深爪になりすぎないよう、爪の白い部分を少し残してとがった部分が無いように切ります。
一度で切ると深爪になりやすいので、『右サイド、左サイド、真ん中』の様に、数回に分けて切ると綺麗に切れます。
足の爪も同様ですが、足の指は一本だけ出るようにするのは難しいので、切る指を下から押し上げて切ります。
万が一、指を切ってしまった時は消毒液を脱脂綿やティッシュに付けて、切れた部分を消毒しましょう。
赤ちゃん用の電動爪やすり
どうしてもハサミで切るのが怖いと心配なママには、電動爪やすりがおすすめです。
赤ちゃん用なので、爪の硬さや小ささにも対応。
赤ちゃんの爪は思った以上に小さく、伸びるのが早いです。
やすりの方がハサミより高いですが、切る人の気持ちはかなり楽になると思います。
赤ちゃんの爪のお手入れ動画
赤ちゃんの爪のお手入れ動画があったので参考にどうぞ!
赤ちゃんの口周りのお手入れ
赤ちゃんの口周りのお手入れは、朝起きたときや授乳の時などに、母乳やミルクで汚れているときにします。
母乳やミルクが皮膚に付着したままになると、雑菌が繁殖して臭くなったり、湿疹ができてしまいます。
拭く時のタオルやガーゼは使いまわしせず、清潔なものを使うようにしましょう。
赤ちゃんの口周りのお手入れ方法とグッズ
清潔なガーゼや赤ちゃん用の洗浄綿を人肌程度のお湯でぬらし、しぼった状態の物を使用します。
こびりついた汚れはトントンと触れ、しばらくしてふやけたら拭き取るようにしましょう。
赤ちゃんの耳のお手入れ
赤ちゃんの耳のお手入れは、お風呂の後にすると垢が柔らかくふやけていて、汚れが取れやすいです。
耳から変な匂いがする時や、赤ちゃんが耳をしょっちゅう触るときは、耳の奥に垢が溜まっていたり、外耳炎や中耳炎などの病気になっている可能性があります。
無理して自分でお手入れせず、耳鼻科や小児科で診てもらうようにしましょう。
赤ちゃんの耳のお手入れ方法とグッズ
お掃除する方の耳が真上にくるように、赤ちゃんを横向きに寝かせます。
動かないように頭を手で軽く押さえます。
お風呂上りが耳垢がふやけていて、とりやすいです。
また、動きの少ない授乳中や熟睡している時が狙い目です。
赤ちゃん用の綿棒を綿の半分くらいまで耳の中に入れて軽く回して、拭き取ります。
- 綿棒を奥に入れ過ぎない。
→耳垢がどんどん奥に入っていってしまいます。 - 使用後の綿棒は必ず捨てる。
→少ししか取れなくても毎回新しい物を使いましょう。
赤ちゃんの鼻のお手入れ
赤ちゃんの鼻のお手入れは、鼻水が出ている時や、明らかなゴミがついている時にしましょう。
あまり奥の方のごみは無理に出す必要はありません。
あくまで表面に近い部分だけにしておきましょう。
赤ちゃんの鼻のお手入れ方法とグッズ
赤ちゃんが動かないように頭を手で軽く押さえます。
赤ちゃん用の綿棒を、綿の半分くらいまで鼻に入れてくるりと回し、汚れや鼻水を取ります。
汚れを奥に押し込んでしまわないよう、表面付近だけにしましょう。
綿棒は一度使った物は必ず捨て、毎回新しい物を使いましょう。
赤ちゃんの鼻のお手入れ動画
赤ちゃんの鼻のお手入れ動画があったので参考にどうぞ!
赤ちゃんの髪の毛のお手入れ
赤ちゃんの髪の毛はとっても細く、絡まりやすいです。
毛量は個人差がありますが、増えてくると毎日後頭部に毛玉が出来ます。
そんな時はお風呂上りなどにクシでとかしてあげる必要があります。
赤ちゃんの髪の毛のお手入れ方法・グッズ
まずは大きな毛のかたまり・毛玉を指でやさしくほぐします。
かたまりから少しずつ毛を抜いていくイメージで減らしていきます。
髪にホコリが絡まっている事もあるので、その場合は丁寧に取り除きましょう。
髪のかたまりやホコリが無くなったら、髪の毛の流れに沿ってクシでとき、可愛くなったら完成!
赤ちゃんのお手入れ方法まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初は緊張してついつい必死にお手入れしていまいますが、慣れてくると話しかけながらスキンシップの一環として楽しい時間になりますよ!
1人で赤ちゃんのお風呂~着替えまでする『ワンオペ風呂』の入り方が知りたい方はこちらの記事もどうぞ!

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