【法改正】育児休業が2歳になる前日まで延長できるように

   

働いている女性が妊娠した場合、出産の前後に取得できる産休・育休制度。この制度を利用して出産・育児をされているママは非常に多く、育休を取得し育休明けの復職のために妊娠中から保活をされているママも多いですね。

しかし、地域によっては妊娠中から保活をしていても、子供を預ける保育園が決まらない、受け入れてもらえない、いわゆる「待機児童」の問題は今も深刻です。

育休が終わるまでに子供を預ける保育園が決まらず、やむを得ず育休を延長している方、育休を延長したけれどそれでも保育園が決まらない方もいらっしゃるようです。

育児休業が2歳になる前日まで延長できるように

今年の10月、育児休業の制度に改正が加えられ、保育園に入れなければ2歳になる前日まで延長できるようになりました。

これまでの育児休業制度は原則1歳になる前日までが対象で、保育園に入園できないなどのやむを得ない事情がある場合は、お子さんが1才6ヶ月になる前日まで育児休業を取得できました。今年の10月からは、育児休業を取得できる期間が最長で2歳になる前日までに延長されました。

延長された背景には、1歳時点での保育園入園が難しい現実があります。1歳児を受け入れるのは、受け入れる園の負担も比較的大きいので、人員の確保が難しいのです。

また、保育園に入れないのであれば、仕事復帰を諦めるしかない、という方を少しでも減らす為の改正でもあります。

もちろん、育児休業は病気などが原因で、職場復帰が難しい場合も延長が可能です。

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育休の延長を考え始めたら、早めに入所保留通知書の取得を

育児休業が延長された場合、育児休業給付金も延長して受け取れます。育児休業給付金の支給額は、育児休業が開始してから180日までは賃金の67%。181日目以降は賃金の50%が受け取れます。育児休業が延長された場合は、賃金の50%が引き続きもらえることになります。
育児休業の延長は職場復帰の時期の選択肢を広げてくれますが、一方で気をつける点もあります。

育児休業延長を認めてもらうためには、延長申請をする時点で、保育園に入園できないことを証明する、入所保留通知書を入手していなければいけません。つまり、1才あるいは1才6か月になった後に、入所保留通知書を手に入れても延長が認められないのが原則のルールです。

延長申請をしてから入所保留通知書をもらうまでの日数は、保育園や自治体によっても違いがあります。保育園に入れないことが理由で育児休業を延長する場合は、入所保留通知書を早めに手に入れることをお勧めします。

育児休業給付金についての疑問

育児休業給付金の手続きは自分でしなければいけないの?

ほとんどの場合、勤務先が手続きをしてくれます。手続き書類の関係や提出期限については、産休に入る前に勤務先に確認しておきましょう。中には書類は会社が用意するけれど、自分でハローワークで申請する場合もあります。その場合、2ヶ月ごとに申請が必要になるので、初回以降の申請漏れに注意が必要です。

育児休業給付金はいつからもらえるの?

育児休業給付金は2ヶ月ごとに、指定した口座に振り込まれます。ただし初回の申請は、育児休業開始後4ヶ月目の月末までに行うことになっています。申請のタイミングによっては、育児休業が始まって4~5ヶ月たたないと、初回の振り込みがなされないケースもあります。一時的に収入がストップするので、事前にそのつもりでいましょう。

育児休業給付金には上限がある?

育児休業給付金でももらえる金額には限度額があるんです。

月額の上限
支給67% → 285,420円
支給50% → 213,000円

これ以上は支給されないため、給料が多い人や年俸制の人は支給率が実質67%または50%を下回る場合もあります。広く長く制度を維持するためには仕方のない事だと思います。なお下限は設定されていません。

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待機児童問題。根本的解決は?

出産前に就いていた職種やママ本人の考えによっては、産後すぐに仕事復帰したいと考えているママも多いですよね。待機児童問題を先延ばしにするのではなくて、早急に対応してもらいたいという意見の方が多いように感じます。
現状では育休延長をすると、待機児童は減るのかもしれませんが、実際子供が保育園に入れるかは確たる保証が無いので、ママとしては結局不安要素が残るのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は出産前から頭を悩ませているママも多いであろう、育休の制度変更のお話でした。期間が延長するということで働き方の選択肢が増えるのは良い事だと思います。しかし、実際に待機児童を減らす為の改革が難航しているように感じます。

意外と知られていない子育て支援の施策もあるので、国や自治体の最新の情報を手に入れ、子育てに役立てていく事が大切だと思います。

 - お金の話, 子供の為に知っておきたいこと