バブルの始まり。元証券ウーマンのぼやき

   

今日から特別国会が始まりました。新政権の経済政策への期待や、上場企業の7割が増益というニュースを受けて、株価が上がっています。今日11/1の終値で前日比408円高の22420円です。正直驚きの数字です。ここまで上がり続ける中で更に、408円高は異常です。これは8/7~11/1までの日経平均株価のチャートです。ぱっと見ていただいても、ものすごい上昇率だという事が分かってもらえると思います。

 

しかし、今日もNYでテロが起きるなど、相変わらず世界の情勢はいいとは言えないと思います。しかしながら、株価は上がり続けています。景気が良くなったというニュース、みなさんはどの様に感じながら観ていますか?

これでも元々証券営業をしていた身なので、私なりに今の日本の株価について考えてみました。分かりやすくややこしい数字などはあまり出さない様にまとめたので、お子様の将来の為にもちょっと読んでいただければと思います。

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家計は楽になりましたか?

「今の株価は決してバブルではない。中身がある成長だ。」という人がいますが、皆さんはどう思われますか?家計は楽になりましたか?税金や社会保険料はどうなっていますか?

株価が上がると、一流企業に勤める、一握りの1000万円プレイヤーの様な人はお給料が増えます。しかし、中小企業で働く方のお給料には株価は基本的に関係ありません。それを含め全ての平均をとっても、ここ数年の日本の平均年収はほぼ変化ありません。要するに、年収が下がっている人も数多く存在するという事です。

それに加え、税金と社会保険料が上がりましたね。配偶者特別控除の一部廃止や定率減税の廃止。2006年、2007年に、所得税20%、住民税15%の定率減税が廃止され、実質増税。通常のご家庭では10万円から15万円の増税になっています。

それでも景気は良くなっているんです。なぜでしょうか?それは家計から吸い上げたお金で、景気回復をしているからです。

そもそもバブルとは!?

バブルは皆さんもご存知の様に、株価や不動産価格が急激に上がったあの現象です。そのバブルが弾けて、日本経済は長い間苦しかったです。苦しい時期を抜けられた、というのは大半の方が実感しているかもしれません。

バブルは始まりが曖昧です。株価がいくらになったらバブル!とか決まっているわけではありません。むしろ株価が突然急落し、終わった後で「あれはバブルだったんだ」と言われるくらいです。

株や土地を持っていない場合、バブルの恩恵は受けられません。しかし、なぜか1992年にバブルが弾けた時は、株や土地を持っていない私達にも影響はありました。勤めていた会社が倒産したり、給料やボーナスがカットになった方も多いと思います。

不況で異常にモノが安くなった、というのは家計にはよかったかもしれませんが・・・。それも製造者にとっても、そこで働く工員のお給料の為にも良い事ではありません。モノが安すぎるのは結果的に家計にもダメージがあるんです。

 

バブルは株や土地を持っていない一般家庭の方にとって、恩恵はうけにくいのに、ダメージは受けやすいものです。なので、絶対に喜ばしいものでは無いんです!

バブルは始まっている

私は今の株価と日本の情勢を客観的にみて、バブルは始まっている、と思います。そう思う理由は3つあります。

  1. 庶民の実感とあまりにもかけ離れているから。
  2. 北朝鮮・アメリカなどのリスクを無視した上昇
  3. 東京オリンピックのその後

一つずつ説明していこうと思います。

1.実感なき株価の上昇

先ほども述べた通り、私達子育て世代にとって今の現状は余裕がある、と感じられないですよね。夫婦共働きをしている方も多いです。もちろん仕事が好きで共働きを選択する方もいますが、多くが生活する為にやむを得ず共働きを選択しています。

そんな現状の中、株価だけが上昇しても、忙しくて株を売買する余裕もなく、更に株価が上がり続けていることを知る事もなく、日々が過ぎていきます。こまめにニュースを観ていない限り、この株価の上昇は知られる事すらありません。

2.北朝鮮・アメリカは噴火直前の火山

北朝鮮からのミサイル、10月は発射がありませんでした。それでもう安心できるか、と言ったらそんな訳は無いです。今月はアメリカ大統領トランプ氏が日本を訪れる予定です。そこでどんな話がなされるかは分かりませんが、北朝鮮の金正恩氏の立場からすれば、気が気ではありませんよね。

話し合いの内容によっては、金氏を激しく怒らせるかもしれません。通常の日米の総理大臣・大統領の会談であれば、北朝鮮を刺激するような事は言わないと思います。

しかし!今の大統領はなんといってもトランプ氏なので・・・予測不可能です。

北朝鮮とアメリカが万が一にも戦争を始めた場合、日本は恐らく無関係ではいられません。どの様に巻き込まれるか考えるだけでも恐ろしいです。

3.東京オリンピックの後はどうなるのか

東京オリンピックは世界中から日本が注目される、国家の大プロジェクトです。たくさんの外国人が日本を楽しんでくれる事を祈っています。その為に、東京を中心に今、お金をかけて競技施設だけでなく、インフラの整備、ホテルや飲食店業界も盛り上がっています。それ自体は活気がでて、とても良い事です。

しかし、東京オリンピックの後は盛り上がりを維持できるのでしょうか?それだけでなく、国や東京都の財政もオリンピックの為に無理して、その後悪化する事も十分考えられます。実際長野オリンピックの時には、長野県の財政は大変苦しいものとなりました。

まとめ

以上、私がすでにバブルに突入していると思う理由についてでした。株価が緩やかに上昇し、緩やかに下降していく。もしそうなれば、バブルでは無いですし、良い経済の循環です。しかし、海外情勢やオリンピックの事を考えると、ある日突然、株高が終わる、という事が十分あり得ると思うんです。

もちろん今投資を始めてバブルの恩恵を受ける可能性もありますが、株価が高いのにはある日突然終わりが来るかもしれない、という事を忘れずにいてほしいと思います。

 

 

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